太陽光発電所は、段状に並んだ細長い平地にある。平らな土地に太陽光パネルを並べる場合、南に傾けて設置します。
しかし追尾型太陽光発電システムは、日光の入射角が完全に垂直にはならないものの、日の出から日の入りまで、太陽の東西方向の動きを追うため、
固定式架台に比べると、朝夕の発電量を増やす効果があります。
では、どのくらい発電量が増えるのか?
無論、設置状況にもよりますが、追尾型架台システムの発電量は通常架台の発電量に比べ平均1.24倍発電すると推測されます。
また、夕方には西に向いていたパネルは、翌日明け方にはパネルが東向きに戻る仕組みになっていて、午前中に固定式架台と架台の太陽光発電所を同時に見ると、
固定型のパネルは南、追尾型のパネルは東に傾いていることになるので、明け方から発電しやすい環境になっています。